今回は、ビジュアルとしてテーブルを表示する際の列名について、解説します。
1.データセット
今回は以下のようなデータでグラフを作成するイメージです。
回答者ID | 企業一覧(業種別) |
9f86d081 | 建設業 |
6b86b27 | 教育 |
d4735e3a | 医療 |
4e074085 | サービス |
819k1ow | 官公庁 |
2.テーブルのビジュアルを作成
ビジュアル欄から「テーブル」を選択します。
以下のように、各フィールドを設定します。
行:業種
値:IDのカウント(一意)
※今回は列は使用しません。
すると、以下のようになります。
※タイトルは手動で設定しました。
これで完成!としてもいいのですが、列名が「IDのカウント」というのは、どうも美しくありません。
3.DAX関数で新しいメジャーを作成
列名自体を変更しても対応できそうですが、その場合も「〇〇のカウント」といったように「のカウント」がついてしまうので、少し違和感が残ります。
そこで、DAX関数を作成していきます。
データウィンドウで対象項目を右クリックし、「新しいメジャーを作成」を押します。
メジャーの式は、以下のコードを使用します。
回答数 = DISTINCTCOUNT('テーブル名'[回答者ID])
非常にシンプルなコードですが、これで一意でカウントされた値が「回答数」に格納されます。
4.ビジュアルのフィールドに適用する
さて、ここまできたら、あとは先ほどのビジュアルのフィールドを入れ替えるだけです。
先ほど行フィールドを「ID」としましたが、「回答数」に入れ替えます。
すると、意図した通り、列名に「のカウント」が表示されなくなり、すっきりとしました!
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回はシンプルなことながら、できないと不便だなと感じるポイントだと思います。
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